6月5日(金) 18:00~YUFUIN LACC HALL オープニング上映:無料
『オンナのカタチ ヒトの形をして生まれながらも存在消されしモノの情景』
監督:吉村元希 2023年/19分
吉村元希は、ジェンダー・ギャップ指数で125位にランクされる日本で、1980年に映画監督としてデビューしたが、40年以上にわたり、社会から映画監督として認められることなく生きてきた。日本では映画
監督という仕事は依然として男性の仕事とされており、女性が映画監督になるには、男性のように振る
舞うか、男性の庇護の下でなければならなかった。依然としてフェミニズムという言葉を敬遠する傾向
が強く、多くの男性は「フェミニスト」という言葉を、過度に自己主張の強い女性と結びつけてしまう。しかし、ただ黙って人形のように微笑んでいるだけでは、生きていくのは難しい。 女性が女性らしくありながら、自分の専門分野で活躍できる日は来るのだろうか。
6月5日(金) 18:30~会場:乙丸公民館 ※別途、木戸銭2000円(1プログラム券・全日券とは別に頂きます)
『五明樓 玉の輔 落語会』
映画祭で落語!!?…なぜ、なんで??
ゆふいん文化・記録映画祭で初の落語をやりますヨ!!!!
由布院には四十年以上続くゆふいん寄席があります。目の肥えたお客様も多いはず。
また、映画を観たい!!なんで落語なンだよ、というお方も多々いらっしゃると思いますが、
たまには軽~い気持ちで落語もいかがですか?
プログラムA 6月6日(土) 9:00~YUFUIN LACC HALL 上映終了後~和菓子と抹茶で 「こびりタイム」
『和菓子』・『おやつ』
1965年当時「和菓子にも立派な美術史がある」と評され、10か国語の翻訳版が製作され海外でも広く上映された。本映画祭では、60年の時を経て榮太郎本舗の現社長と桜映画社現社長がタッグを組んで、フィルム原板からの4Kデジタル・リマスターを行い、音楽とナレーションをリニューアルしたバージョンを上映。
婦人組織の実際運動に呼応して、栄養や子どものしつけといった課題も含め、母親向けの社会教育映画として製作された。
昭和30年当時の子どもたちの夢や生活の様子が生き生きと描かれており、今日あらためて見ると興味深い記録となっている。
Guest Talk
細田将己(榮太樓總本鋪 代表取締役社長)
プログラムB 6月6日(土)11:20~YUFUIN LACC HALL
『たすけあいの歴史』1973年/25分
この映画は、桜映画のアニメーション第1作である。生命保険の歴史を文化史の視点から捉え、人間がその知恵と努力により互いの助け合いの方法を、より合理的なものにしてきた試行錯誤の姿を描いた本格的なアニメーション映画で、多彩な画面を創り出している。
『百人の陽気な女房たち』1955年/30分
昭和30年当時、まだ街の衛生状況は芳しいものではなかった。そうした中、主婦たちが立ち上がり、無心に保健衛生改善運動に取り組んだ。
プログラムC 6月6日(土)14:00~YUFUIN LACC HALL
『佐藤忠男 映画の旅』
2025年/81分
監督:寺崎みずほ 撮影:大久保千津奈(JSC) 録音:姫井信二 編集:遠山慎二 プロデューサー:川井田博幸
日本を代表する映画評論家、佐藤忠男を日本映画学校(現日本映画大学)の教え子であった寺崎みずほが2019年より密着。
庶民の目線から多岐に論じ、150冊を超す著作を有する映画評論の巨人をアジアへと突き動かしたものとは?
そして、佐藤忠男が「『東京物語』と比肩するくらい世界で一番好きな映画」と語ったインド映画『魔法使いのおじいさん』とは? 2022年に91歳で逝去した佐藤忠男が映画を通して夢見た世界を探る。
プログラムD 6月6日(土)17:30~YUFUIN LACC HALL
『A Window of Memories』
2023年/67分 監督:清原惟
監督の父方と母方の祖母ふたりの語りを元に、テキストを祖母たちとつくり、それを俳優たちが朗読という形で語り直していく。
市井の人としての祖母たちの人生の話は、子どもの頃の記憶や戦争の記憶、仕事、家族の話など、個人的でありながら普遍的な記憶とも接続していく。そして次第にふたりの祖母の人生が交差し、朗読している俳優たちの身体を通して他者の記憶と溶け合っていく。映画を通して、記憶を共有する方法を探った作品。
Guest Talk 清原惟(監督)
6月6日(土)18:00~乙丸公民館
花の盛りの懇親会
「ゆふいん文化・記録映画祭」恒例の懇親会です。
地元の青年たちによる屋台や、由布院神楽保存会の演舞、花の御礼など、どこか懐かしい「村まつり」のような懇親会です。
どなたでも参加できますので、ぜひご近所お誘いの上、どうぞお越しくださいませ。お待ちしています。
協力:新町青年会・温湯組若衆・商工会青年部湯布院支部
プログラムE 6月7日(日) 10:00~YUFUIN LACC HALL
『ウナイ 透明な闇 PFAS汚染に立ち向かう』
2025年/106分
監督:平良 いずみ
プロデューサー=山里孫存 千葉聡史 音楽=半野喜弘 撮影=大城学 赤嶺信悟 編集=田邊志麻 山里孫存 構成=渡邊修一
製作=GODOM沖縄 製作協力・配給=太秦
毎日家で使う水には、化学物質が含まれていた…。2016年、沖縄県民45万人が飲んできた水道水にPFAS・有機フッ素化合物が検出されたと沖縄県が突如発表した。沖縄では特に米軍基地周辺地域から高濃度で検出されたとして、汚染源は基地内にある蓋然性が高いと調査を求めている。しかし、日米地位協定が壁となり、いまもなおこの調査は実現していない。着実に規制値が見直されていく海外の動向。この違いは――。沖縄、日本にとどまらず世界各地でPFAS汚染に立ち向かう女性たちの物語。
Guest Talk 平良 いずみ(監督)
プログラムF 6月7日(日)13:30~YUFUIN LACC HALL
『黒川の女たち』
2025年/99分 監督:松原文枝 プロデューサー=江口英明 撮影=神谷潤 金森之雅 編集=東樹大介 語り=大竹しのぶ
配給=太秦
80年前の戦時下、国策のもと実施された満蒙開拓により、岐阜県・黒川村(現・白川町黒川)から集団で満洲に渡った黒川開拓団。日本の敗戦が色濃くなる中、開拓団を襲撃から守るため、敵であるソ連軍に助けを求めた。しかしその見返りは、数えで18歳以上女性たちによる接待だった。帰国後、女性たちを待っていたのは労いではなく、差別と偏見、誹謗中傷だった。女性たちの声はかき消され、この事実は長年伏せられてきた。しかし黒川の女性たちは手を携えた。
Guest Talk 松原文枝(監督)・小林 三四郎(太秦株式会社社長)
ProgramG 6月7日(日)16:20~YUFUIN LACC HALL
『今は昔、栄養映画館の旅』
2026年/120分 監督・撮影・編集:竹田正明 出演:《劇団東京乾電池》 柄本明 西本竜樹
「今は昔、栄養映画館」は、映画館で映画の完成記念レセプションの開始を待つ監督と助監督の掛け合いを描いた、竹内銃一郎の傑作不条理劇。2024年11月に全編を朗読劇として上演。観劇に訪れた脚本家の荒井晴彦が「映画館で上演したら面白いのでは?」と企画、翌年5月全国24のミニシアターを1台のワゴン車で巡る1ヶ月の旅公演が始まった。記録映画『今は昔、栄養映画館の旅』は、座長柄本明と東京乾電池の劇団員たちによるその熱気と狂気の1ヶ月に密着した、渾身のドキュメントである。
Guest Talk
竹田正明(監督)
井上淳一(脚本家)