プログラムG
10:00~12:00
作品上映・ゲストトーク
【記録映画の保存と活用を考える】
いまや紛失消散の危機にある貴重な記録映画の数々…。どこで、誰が、どのように管理・保存・活用していくのか。映画保存が抱える様々な課題、その解決策について、フィルムセンターに保存されている大分に関係した貴重で珍しい昔のフィルム映像を見ながら映画保存の専門家にお話を聞きます。
1940年代末頃/24分/トーキー
演出・撮影:中野雅良/企画:中村繁文/構成:加藤数功、製作=西日本映画社
大分県臼杵市、大分市、犬飼町、朝地町、高田町、安心院町、国見町、佐伯市の磨崖仏を紹介。本格的な修復作業が行われた以前の荒廃した石仏群の様子が収められている。
1990年/17分/監督:吉田巌/撮影:風間芳健/企画:鹿島建設/製作:カジマビジョン
1989年に竣工した、当時日本最長のアーチ支間を有するコンリートアーチ橋の建設記録。明礬温泉を控えた別府近郊の風景と美しいアーチ形が調和していることで評価。
1936年/15分/サイレント/撮影・監督:川喜田壮太郎
川喜田壮太郎は、陶芸家として知られた川喜田半泥子の長男で、1930年代に数多くのホームムービーや民俗誌的な記録映画を撮影し、五所平之助ら映画人とも交流があった。別府から由布岳を経て、阿蘇登山の様子を記録した紀行映画。
ゲストトーク:とちぎあきら さん(東京国立近代美術館フィルムセンター)